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執筆者の写真祐子 松野

植物が香りを持つ理由

生物が誕生した

はるか昔


『移動する』を選択した動物

その反対に

『移動しない』を選択した植物たち


動き回る事ができない植物が

その地で

生き残っていく為にとった術


それは

自分で自分の身を守る

動物とは違った

生き残り大作戦でした


植物は

病気の80%がカビによるものだそうです

そのため

菌やウイルスから身を守るべく

抗菌性物質・抗菌性タンパク質を自ら生産


すなわち

『抗生剤』などを持ち合わせました


また

傷を負ったとき

その細胞を修復する力を持ち(修復・再生力)

万が一

傷の広がりが大きい時は

その葉を自ら落とします(排出・デトックス)


攻撃?から身をまもるため

虫や鳥を寄せ付けない香りを放ち(忌避)

逆に

子孫繁栄のためならば!と

香りで

虫や鳥を寄せ付ける(生殖)


などなど・・・


これら

生き残っていくため

手に入れた術は

植物の持つ『香り成分』の中にあります


多くのお薬は

その成分を研究し作られたもの


そして

アロマテラピーで扱う

精油(天然100%エッセンシャルオイル)は

植物の持つ『香り成分』そのものであり

薬理作用として

私たちのカラダに働きかけてくれるのです



植物の生きる力(香り成分)は

私たちのカラダだけではなく

地球の健康も支える重要な物質としても

注目されつつあるそうです



 ~森の香りを科学する~より抜粋


森の香りの多くは酸化されやすい物質で

日中の大気中では、数分から数十分で酸化物となります

これらの酸化物は微粒子となり

その一部が水蒸気が凝結する核となり

雲を増やし

雨を降らせ

地球温暖化に対して日傘の様な冷却効果を

もたらすと考えられています


Forestry & Forest Products Research Institute No.49 2020



植物が香りを持つ理由には

私たちが美しく健康に過ごすためのヒントがありそうです




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